僕は航空業界で働くことが夢でした。
就職活動はもちろん、たくさん選考を受けました。インターンシップやOB訪問、SPI対策、ES対策、面接対策など僕なりに頑張ってきました。
ですが結果はボロボロ、どれも選考で落ちてしまったのです。
その中でキャビンアテンダント(=客室乗務員)というお仕事がありますよね。
ご存知かもしれませんが、
大手航空会社の客室乗務員の合格率は
…100倍以上。
めちゃくちゃ人気の職業なのです。
では、どうやったらキャビンアテンダントになることができるのでしょうか?
僕の幼なじみの友人が大手航空会社「赤い方」「青い方」両方に内定を貰い、いまはキャビンアテンダントとして世界中を飛び回っています。
今回は僕の友人(通称:Aちゃん)が大手航空会社の客室乗務員2社に合格、内定できた理由を当時の話を振り返ってもらいながらインタビューさせていただきました。
彼女には「なぜキャビンアテンダントになれたのか?」語っていただきました。
ただ、めちゃくちゃ濃いロングインタビューとなっています。
ですがキャビンアテンダントを目指す人にとってはとても貴重で必見の内容となっていますので、少しずつ読んでいくことをオススメします。
- 客室乗務員を目指そうを思ったキッカケ
- 就活がスタートするまで何を準備していたの?
- 書類選考では何を意識していたの?
- 面接ではどんな人たちがいた?
- 面接で共通して多かった質問は?受かっていく人はどんな人?
- SPIはどうやって勉強したの?
- TOEICはどうやって勉強したの?
- 面接では何を大事にしていた?
- 面接で見た目はどんなふうに気をつけていた?
- 自分はどんな人だと思っている?
- なぜ自分は客室乗務員の内定をもらえたと思う?
- 客室乗務員の子はどんな人たちが多い?
- 客室乗務員の仕事はどうやって知ればいいの?
- 優秀な客室乗務員ってどんな人?
- 客室乗務員の仕事は楽しい?
- ぶっちゃけ、モテる?
- 客室乗務員ってパイロットと出会えるの?
- 女性客室乗務員のキャリアプランについて
- 就活生に何か言いたいことはある?
- 客室乗務員を目指している就活生に何か言いたいことはある?
- 客室乗務員になるためのアドバイス
客室乗務員を目指そうを思ったキッカケ
写真みせてあげるね↓↓
国立のヴィクトリア&アルバート博物館に行ったり、5つ星ホテルのマイルストーンホテルでアフターヌーンティーしたり、夜はレミゼラブル観てきたり
1人じゃないよね?同じクルーの子と?
キャビンアテンダントの醍醐味を存分に満喫してるね、めっちゃいいじゃん。
じゃあAちゃんの昔の話に入ろうかな。
いまAちゃんは客室乗務員として大手航空会社に勤めているわけだけど、目指そうと思ったキッカケはなんだったの?
実は私は子供の頃から「CAになりたいです!」みたいな憧れ持ってキラキラしていたわけではないのよね。笑
キッカケはほんと些細なんだけど、大学3年の冬に友達(その友達もCA)が某社のインターンシップに誘ってくれたの。その時は「ふーん、じゃあ私も応募してみよかな」ていどでやってみたの。
そうね、客室乗務員は以前は非正規雇用でお給料も低いとウワサでは昔聞いていたから自分の視野には入っていなかったの。
でも私がインターンシップを応募がする時にWEBで募集要項を調べてみたら正社員雇用でお給料も待遇もしっかりしていたから「あ、じゃあ出してみよう」ということで応募をしてみたのよ。有難いことにインターンシップも受かってさらにキャビンアテンダントの仕事に興味を持って「チャレンジしてみたい!」と思うようになったの。
ひゃー!たくさん受けていたんだねえ。
次は就活がスタートするまでの準備について伺おうかな。
・客室乗務員を目指したのはふとしたキッカケから始まった。
・航空業界の他にも色んな業界を受けていた。
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就活がスタートするまで何を準備していたの?
ええ、すごいじゃん!
キャビンアテンダントはTOEIC 600以上が必要だもんね。
じゃあ就活がスタートするまでやったのは英語ぐらい?OB訪問は?
あとは友達にキャビンアテンダントの知り合いがいたから、紹介してもらってお茶しながら1回話したくらいかな?OB訪問というOB訪問はしてないかも・・・。
自己分析も3年の夏には結構早い段階からやっていたよ。
・就活が始まる前までは英語(主にTOEIC)の勉強と、現役キャビンアテンダントの人からお話を聞いたり、自己分析を行っていた。
・自己分析を始めたのは大学3年の夏。
書類選考では何を意識していたの?
ESって同じような質問を書く人も多いし、客室乗務員に限っては採用する人数も多いから目に留まるような独自の話はしていたかもしれないね。
あと就活において大事だなと思うのがその会社に私がどういうふうに向いていて、強みを活かしてどういうふうに動けるかというのを提示する必要があるなと思っていて。
就活口コミサービス「就活会議」
↑↑(要チェック)パイロット選考のエントリーシート内容がみれます。このページ、ヤバいです。JAL、ANAのキャビンアテンダントのESで質問される内容と内定者の回答が見放題で回答者のボリュームもあるのでかなり参考になります。
就活生は絶対にオススメ。
そう、あくまでも会社で働かせていただく立場だからね。
学生のときに頑張っていた話と強みってあるじゃない?
CAの働き方は絶対に「チームワーク」が前提条件だから、ESでは自分自身の成長をテーマにした視点の話と、もう一つはチームの中でどういう働き方ができるかという話を入れるようにしていた。
自分がどんだけすごいかっていう話の分量は少なくてよくて、逆にチームの中でどういう働き方ができるかっていう話の方に重きを置いていっぱい話したほうが、内定後に自分が働いている想像が面接官の人に持ってもらいやすいからね。
なるほどねぇ、やっぱりさ、個人的に思うのは赤い方も青い方も採用人数多いじゃん?今年は400名超えだし。個性ありすぎる子は働きにくいのかなあ?
僕の見解から言うと働きやすくてチームワークの考えられる子のほうがいいのかなっておもったね。
うーん、そうね。
個性ある子は外資ではウケがいいと思う。実際に私の友達は日本の企業を複数社受けてどれも落ちていたの、でも外資エアラインは受かっている子いるしね。
そうなんだね。
日本のエアラインでは個性をアピールするというよりもチームワークという雰囲気なのかもね。
・エントリーシートにはある程度オリジナリティを意識されていた。
・その会社に私がどういうふうに向いていて、強みを活かしてどういうふうに働けるか相手に提示していた。
・CAはチームワークが絶対。チームの中でどういう働き方ができるか語れるようにしよう。
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面接ではどんな人たちがいた?
私が受けた場所に限ってなのか、そうじゃないのか分からないけど、エアラインスクールの子達が面接会場にいたんだけどとっても個性強いのよね。
一瞬にして分かるし見た目も「ザ・CA」っていう感じで、、、
メンタルが弱い子だったら飲み込まれて怖気づいてしまうかもね…。笑
そっか、スクールで模範的なのがあるんだね。
「こうしたら受かります」的な
そうかもね、だからその中でも圧倒されないように心構えはしておいたほうがいいかもね。
何より自分らしさの「個性」はあってもいいと思うんよ。
まあでも面接会場で雑談して仲良くなったりして、エアラインは一番友達はできたよ。
・面接では周囲に圧倒されないようにしよう!
面接で共通して多かった質問は?受かっていく人はどんな人?
質問ねー。それがね、本当に他の業界と変わらなかったのよね。
志望動機とか学生時代がんばったこととか一般的なこと。
就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】
↑↑(要チェック)客室乗務員の面接内容がみれます
意外!受かっていく人はどんな人が多かった?
一次、二次、三次って受かっていく人には共通項が見えてくるじゃん?
うーん。
受かる人の共通項は探せば限りないから、逆に受かっていない人で答えてもいい?
自分の視点でしか見れていない・考えれていない人は落ちている気がするね。
あとメンタル弱そうな子は落ちている気がする、メンタルっていうか、なんだろう。
不安そうな子?は落ちている気がするね。
不安そうな顔でいられるとこっちも不安になるもんね。
人の命預かっているわけだし。
・面接で自分の視点でしか見れてない/考えれないのは止めよう。
・(テクニック)面接官は「お客様」と考える。
・不安そうな表情、態度、考えは表に出さないこと!
SPIはどうやって勉強したの?
SPIはけっこうギリギリ。
3年の冬とかかな?SPIはあまり参考にしちゃダメよ!
もっと早い時期からやろうね。笑
そかそか。パイロットの子も同じようなこと言ってたね、
やっぱりSPIは同じ参考書を何度も解くことにつきるね。
参考:僕もそうですが、パイロットの内定もらった友人が勉強していたSPIの対策本はコチラです。とりあえずこの2冊をマスターすればSPIは問題ないでしょう!(個人談)
・SPIは同じ問題集を繰り返し解いて→復習しよう!(最低でも2〜3周以上)
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TOEICはどうやって勉強したの?
AちゃんTOEICが795だっけ、すごいよね。
どうやって勉強したの?
TOEICは3年の最初の方に取得したね。
リスニングに関してはイギリスに短期留学も行ってたし自信はあったのよ。
それよりも私、めちゃめちゃ大学の図書室に通っていて、TOEICの公式問題集を何度も解いていたのよ。
週に3回くらいは授業が終わったら図書館で勉強していたよ。
時間計って本格的に解いてたもん。
週3!?まじで?しかも図書館で…。
それを続けてきたのはすごいね。
うおー、僕もその方法が一番だと思う。
TOEICの高スコア持っている色んな人に勉強法を聞いていた時期があったんだけど、
共通して「公式問題集を何度も解いて、復習する」だったのよね。
TOEICの公式問題集で勉強しよう↓↓
・TOEICは公式問題集を繰り返し解いて→復習しよう!
面接では何を大事にしていた?
また面接の話に戻るんだけどね、一次面接、二次面接、三次面接とか続いていくわけじゃない?
結果的にAちゃんは大手航空会社2社とも内定もらったと思うんだけどね、
乗り越えてきた気持ちとかコツとかはあったりしたの?
何を大事にしてきたの?
うん。笑
経営理念も知らなかったし…。
ひゃー、なんだそれ。笑
ヤバすぎだろw
でも!逆に言ったらこれはテクニックなんだけど、
自分が聞かれたらマズイ話に持っていかないようにすればいいだけなのよね。
私がしたい話にもっていくように誘導すればいいのよね。
自分の持って行き方が面接では重要だと思うよ。
私は子どもの頃からとある習い事を頑張ってきたからその話がしたかった。
最初の30秒ぐらいの自己紹介ではその話しかしないの。ESでもそう。
そうやってそっち向きに掘り下げてもらうようにしたの。
めっちゃ大事よ!
得意な方へ、自分らしさが話せるような、深く掘られても色んな引き出しが言えるような方向へ自分でもっていくのよ。
嫌なところを掘り下げられないように先に自分から言っておくのね。
はー!なるほど。
会話の誘導か、メンタリズムDAIGOみたいだね。笑
すごいなあ。
・(テクニック)面接では自分の得意とするネタ、エピソードに掘り下げていってもらうように誘導しよう。最初の自己紹介、一言目、エントリーシートの内容はかなり重要。
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面接で見た目はどんなふうに気をつけていた?
面接では見た目に関してどんなふうに気をつけていたの?
当たり前のことは当たり前って感じ!特別なことはしていないよ。
姿勢正しくするのはもちろんだし、指先も揃えるでしょ?
笑顔はもちろん、相手(面接官)はお客様と思ってやっていたし、
あと印象よね、元気に、かつリラックスしてかな。
「私はこんな人ですけど、どうですか?」みたいな感じ。
「合いますか?」みたいな
すごいなあ、内定はその時からあったの?
内定はその時からいくつかあったよ。
まあCAだけに限らず他の面接でも同じような心構えだったよ。
しかもいま働いている会社は私の就活において最後の面接だったから、もう何度も面接で話してきたからブレずに質問には答えられる自信はあったよね。
・「姿勢」「受け答え」「笑顔」「元気に」「リラックス」など、面接では基本のポイントはできるようになろう。
→鏡を使って練習したり、誰かに見てもらうのがおすすめです。
・「選ばれる、落とされる」という受け身の面接は不安につながる。そうじゃなくて「私はこんな人ですけど、どうですか?合いますか?」ぐらいの気持ちで挑もう。
(P.S.)CAにめちゃくちゃなりたい人ほど、内定がない人ほど、就活を不安に捉えすぎて「私はこんな人ですけど、どうですか?合いますか?」って気持ち(心構え)になるのが、難しい人もいるかもしれません。
でもこれだけは伝えたいのですが、「CAになれなかったら人生が終わり」とか、「内定が1社も取れなかったら人生が終わり」みたいに考えるのだけは止めましょう。
実際に僕は「就活が上手くいかなかったら人生終わりだ」みたいに深刻に考えすぎて、鬱になり何もできなくなって、大学を休学してしまいました。
でも大丈夫、就活であなたの人生は左右されません。自分の人生は自分の物で、会社の物ではありません。就活で悩みがある人は気軽に相談いただいても構いませんよ。
私事を挟んでしまって失礼しました、それではインタビューの後半に入りましょう!↓↓
自分はどんな人だと思っている?
あ!ストレングスファインダーか。名著だよね!
たくさん質問を答えていって自分の強みがどういうタイプなのか診断してくれるよね。
僕も重宝していたよ。
あと自己分析はどんなふうにやっていたの?
なんだろねー。
「人と喋りまくった」かな。大したことはしてないよ。
ん?どういうことだろう?
人と喋りまくって出てくるものなの?誰と?
誰でもよ。彼氏とか親とか友達とか、当時は家庭教師もやっていたから先生とか。
あとは就活で出会った人とかに。
ほーん。
自己分析も含めてだけど自分はどんな人だと思っている?
えーっとね。
「ストイックで」「人の気持ち察することができて」「相手に寄り添える」かな。
ストイックってのはAちゃんが幼い頃から続けてきた習い事につながるよね。
他に2つはまたエピソードがあって就活で話してたんだね。
自分の成長=ストイック
チームワークの中でどういう働き方ができるか=人の気持ちを察する、相手に寄り添える
ってわけだね。
・Aちゃんは基本的な自己分析のやり方に加えて「人とたくさん話した」。
・ストレングスファインダーを使って自分の強みを知った。
・Aちゃんの強みは「ストイック」「人の気持ちを察せる」「相手に寄り添える」
なぜ自分は客室乗務員の内定をもらえたと思う?
あと最終面接に関しては面接官のうち全員からOKでないと内定は貰えないと思うのよね。例えば3人のうち2人が良いって言っても残り1人が微妙とかだったら無理だと思うの。
だから印象って大事だなと思う。
対お客様として、誰かにとってはいいけどこの人にとってはダメみたいなのは良くないから…。
就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】
↑↑(要チェック)客室乗務員内定者の選考対策の内容がみれます
あ、でも冬ぐらいから大学のキャリアセンターで面接練習を何回もやってフィードバックもらったり、ESも何度も書いてキャリアセンターに添削してもらっていたりしていたよ。
なるほどね。
けっこうそれは大事かもしれない。
だって就活はESの内容から掘り下げてもらうわけだから、エントリーシートは何度も添削してもらって精度を上げていけたのも内定がもらえた理由の1つだと思う。
・面接では面接官全員を納得させ、気配り、対話ができるように挑もう。
・大学のキャリアセンター等で面接練習のフィードバック、エントリーシートの添削を何度もしてもらい精度を上げていこう!
客室乗務員の子はどんな人たちが多い?
イイ子しかいないね。笑
赤い方も青い方にも同期はたくさんいるんやけど、本当に”いい人”しかいない。
もちろん色んな層はいるよ、派手な子もいるし、ザ・港区女子もいるし、お嬢様もいるし、
でもみんな熱くてパッションのあるのよね。
面白い子は多いんよ。
サーフィンをバリバリやっているスポーティーな子もいれば小動物がめっちゃ好きなふわふわした子もいるし。笑
個性派だね。
その中でも共通しているのが?
いい子。思いやりのある子かな。周りを見れている子ね。
あ、そしてハッピーな子も多いかな。
エネルギーがあってハッピーな子。
なるほどねー。
あと全員が全員じゃないけど、半分くらいは話の中心にいそうな子が多いかな。
・キャビンアテンダント内定者(現役)は「いい人」が多い。
・他にも「思いやりがある人」「周りを見れている人」「ハッピーな人」が多い。
客室乗務員の仕事はどうやって知ればいいの?
OB訪問もいいと思うけど、やっぱり私はインターンシップが一番おすすめかな。
だってキャビンアテンダントってお茶汲みしているだけの仕事と思われがちだしね。
空の上のお茶汲みよ。笑
仕事内容が、お茶出してるだけとかご飯提供しているだけしか思われてないってこと。
そうそう、それで毎回、海外の色んなところにいけて遊べるとか思われがちだと思うけどさ、そうじゃないのよね。
キャビンアテンダントってサービス要員よりも保安要員の方がウェイトを占めるってのを私はインターンシップで知ったの。
Aちゃんがインターンシップを受ける前はキャビンアテンダントの仕事ってサービス的なイメージがあったけど、本当はそうじゃないと。
うん、そうそう。
今って現代のテクノロジーの発展とかによってある程度の安全は保証されてきているとは思うのよね。昔に比べたら。
飛行機だって進化するし。
そうそう。でも私たちのエラー(サービスから招かれること)もあるのよ。
そういったヒューマンエラーに関してはきっちりと引き締めていかなければいけない訳。
まああまり詳細には言えないけど、
食事のご提供とかアルコールのご提供の場面で言うと宗教によっては特定の食事が食べれないのに提供をしてしまってお客様の気持ちを悪くさせてしまったりとか、クレームに繋がったりとか。アレルギーのある食事でサーブしてしまったりとか。
ま、当たり前のことを当たり前にするだけなんだけどね。
でもどうしても忙しい時とかあったりするとお客様の情報とか….ね?
慌ててる時ほど注意力散漫なときはないからね、冷静にいなきゃね。
うわー、僕は絶対に無理だ。笑
すごいなあ。
・キャビンアテンダントの仕事を知る上で一番いいのはインターンシップに参加すること。
・キャビンアテンダントはサービス的業務が広くイメージされるが、実は保安的業務が大きくウエイトを占めている。
優秀な客室乗務員ってどんな人?
追加で1個新しい質問が思い付いたんだけどいいかな。
Aちゃんはもちろん優秀だと思うけどさ、
優秀なキャビンアテンダントってどういう所が優秀だと思ってる?
いい質問ね。
そうねー、先を見据えて動く力があること。
想像力に長けているところかな。
例えば「何時何分に○○をしなければいけないから、それまでに○○と○○をやらないといけない」みたいな。
具体的に言うとね、お食事の時間にキッチン担当の人がクルーの「ココに○○が欲しいな」というのを想像して置いてくれてたりとか、準備してくれてたりとか、今の段階で用意しとこう、とか。
相手が欲しいな、してほしいなって思うことを察して動けるってのはめちゃくちゃ優秀なキャビンアテンダントだと思うよ。
ほえー、なるほど。逆算するんだね。
逆算して今やるべきことを考えて動くと。
そうそう。
働いていく上で学べる部分でもあるけど、今からでも考えられる話だよね。
そしてお客様でもクルー(仲間)に対しても何を欲しているかってのを想像する必要がキャビンアテンダントには求められると思うね。
どの仕事に対しても求められることだよね、なるほどね。
例えば自分が体調悪くてしんどい時、「大丈夫?」って聞かれたら
「大丈夫です!」って答えがちじゃない?
でもそのちょっとした変化に気付いて聞き出すことが大切ね。
意外に聞き出してみたら相手の状況とかをとても話してくれたりもするし、
そういうのって未然防止策に繋がる訳なのよ。
日本人ってけっこう本音を言ってくれないのよね。全然悪い訳じゃないんだけど…
海外の人は「今日初めて乗る飛行機でね」とか「結婚旅行できたの」とかいろいろ話してくれて分かりやすいのよ。
でも日本の人ってあまり言いたがらないじゃん?
で、後からクレームを言ったりもするんだよね。
そういうのも、上手く引き出すってのも課題ではあるよね。
でも相手を察して逆に「この人には何もしない方がいい」というのを分かれば何もしないのもサービスの一つだとも思うの。「快適性を維持する」という意味でね?
深いなー。
たぶん今この記事を読んでいる人はめちゃくちゃラッキーだと思ったわ。
客室乗務員のこんなレアな話をタダで聞けるの。笑
・優秀なキャビンアテンダントに多いのは「先を見据えて動く力」「想像力に長けている」こと。相手の求めていることを想像し、応えれること。
・お客様の求めていることを上手く引き出す力も求められる。
客室乗務員の仕事は楽しい?
うん、楽しいよ!
楽しいと思うよ、色んな人に会えるし、喋るし、
やっぱり喜んでもらえる仕事は嬉しいもん。
ぶっちゃけ、モテる?
一番僕が聞きたかったことなんだけど、
どうなん?ぶっちゃけモテるん?笑
んーとな。笑
モテるかぁ…。
いやあんまり合コンいたったことないからね…。
少なくともCAブランドに釣れる男子は一定数いるよね。
ただ私はそういう人には全く興味がないけどね。笑
でも私はCAがモテるって言われる意味がよく分からないのよねー。
もちろん可愛い子は多いけどさ、
本当のその子のことを知ってくれている人はどれだけいるんかなって。
わー!そうか…そうだよね。
見た目だけじゃないと!
それは世の男性に伝えたいね。
うん伝えたい。
見た目だけじゃないぞって
会社のネームとかブランドとか職業とかじゃなくて、
その子の中身を見なきゃ!
客室乗務員ってパイロットと出会えるの?
ええ、無いの!?
どうして、、、
地上勤務のパイロットが地上勤務の子と付き合って結婚するんよ。
だって結構な頻度で一緒にいるからね、毎日働いているし
うおー、そういうことか!
じゃあパイロットの人って地上で出会ってってのが多いんだwww
めっちゃ面白いなあそういう話!!
ななななんと・・・。
面白いなあw
そんなんスーパー玉の輿じゃん。
いいなあパイロット、なりたかったなあ・・・。
二人は地上で出会って、結ばれて、
男性は空に行って、女性は地上で帰ってくるのを待っているんやな・・・。
女性客室乗務員のキャリアプランについて
Aちゃんの周りには先輩の女性キャビンアテンダントの方とかもいらっしゃると思うんだけどさ、
キャリアプランとかはどうしてはるのかな?
何歳ぐらいから家庭持つ人が多いのかなって、聞いていい?
そうね、さまざまだけど3年目以降から結婚する人が多い気がするかも?
そこで辞める人もいるしね。
結婚しながらでもキャビンアテンダントを続ける人はいるの?
多い!むしろそっちの方が多い!
でも子どもできてから考える人は多いよ。
あとママさんCAもめちゃくちゃ多いよ。
へ~!そうなんや!
お子さんがいらっしゃるCAさんもいるんやね。
だから女性で家庭持ちながらでも両立して働ける環境ってわけだね。
もちろん旦那さんとの協力は必要だと思うけど、環境は本当に整っていると思う。
お子さんがいる場合の制度とかもいろいろとあるからね。
いいね、待遇もしっかりしてる。
ちゃんと仕事と家庭も両立できる職場環境があるんだね。
就活生に何か言いたいことはある?
ちなみに、以前パイロットをやっている子にも同じ質問したんだけど、彼は「自己分析はしっかりやろう」って答えてくれていたね。
自己分析は大事ね。
自己分析はした上で、
会社に提示する「自分のどこがあなた(会社)と合っているのかを明確に提示して、自分の強みを活かして○○な価値を提供できます」っていうのを言える会社に入って欲しい!
客室乗務員を目指している就活生に何か言いたいことはある?
CAになりたいから英語を頑張るとか、○○をやる、みたいにはならないで欲しいかな。
もちろん英語も大切なんだけどね。
そうじゃなくて楽しく生きることの方が大事で「自分は○○頑張ってきました!」って胸張って言えるエピソードの方が大事だから、
「就活のために○○を頑張ってきました!」ではダメなわけ。
アピールの伝え方だね。
また学生生活で就活のネタになるから留学はやっておこうとかボランティアやっておこうとか考える人もいるけど、その考えは非常に残念だし、結果も実らないケースが多いよね。
うん、それに絶対落ちると思う。
じゃなくて、心の底から好きなことを一生けんめいやっている人、
いろんな引き出しがある人、エピソードがある人の方が受かると思う。
何度も言うけどCAのために○○をやってきたじゃなくて、
「自分がハッピーに生きてきて○○を体験して○○ができます。なので○○な部分がCAに向いていると思います。で、どうですか私?」みたいな。わかる?
うんうん。わかるよ、結論だね。
目的が違うんだね。
参考になってくれたら嬉しいな。
だからなんだろ、自分がやりたいことに意思を思って一生けんめいにやってほしい。
人として魅力な人になれるようにね。
頑張ってほしいね。
最後に言い残したことはある?
そうね、CAを目指すなら最低限、その飛行機は乗っておいた方がいいかもね。
「違いってありますか?」って面接で聞かれたことがあって。
うん、私は乗っていたから答えられたんだけど、
まだ乗ったことないなら乗っておいたほうがいいかも。
乗っておいてどういう印象を受けたかは必要ね、実体験込みで。
あとは事前に安全に関するセンターに行ったり、インターンシップは行っておいてほしいかな。
サービス的なイメージが強いキャビンアテンダントだけど、保安的な仕事も本当に重要だということを体感して知ってほしい。
面接でもサービスだけに偏った話よりもピリッと…なんと言うかな。
「ちゃんとしなきゃいけない時はちゃんとできますよ」みたいなエッセンスも面接ではあった方がいいよね。
ANAグループ安全教育センター
https://www.ana.co.jp/group/safe/culture/asec/
JAL安全啓発センター
https://spc.jal.com/
あ、あとインターン受からなかったからって本選考では無理なわけではないよ。私がいま働いているところのCAのインターンシップは落ちているから。
だからインターンシップが落ちたから無理!とかじゃなくて、諦めないで頑張って欲しいよね!
客室乗務員になるためのアドバイス
インタビューは以上ですが、
僕の個人的なアドバイスをいくつか。
①自己分析は早めに取り掛かろう
今回のインタビューでも何度かキーワードで出ていたと思います。
自己分析は早めにとりかかりましょう!
自分がどういう人間なのか、何が強みなのか、何が向いているのか…etc
エントリーシートでも面接でも絶対に話さなければいけません。
友人、家族、恋人、周囲の人に「自分ってどんな人だった?」と聞いてみるのがよいでしょう。
特に自己分析で参考になった参考書をご紹介しますね。(必見です)↓↓
②英語はやっておいて損はない
キャビンアテンダントのお仕事では英語力は必要になってきます。
大手航空会社ではTOEICの点数が求められたり、英語面接をクリアしなければありません。
英語はやっておいて損はないです!
TOEIC850とIELTS6.0を保持している僕ですが、おすすめの勉強方法を紹介します↓↓
・TOEIC公式問題集を繰り返し解く。
TOEIC高得点保持者に共通するのは「公式問題集」を繰り返し解くことでした。
「TOEICの勉強を始めようかな」と思っている人は今日がチャンス。問題集を買い揃えて今から始めましょう。僕が推奨している参考書を載せておきますね
・オンライン英会話アプリでスキマ時間に勉強する
「読む・聞く」しかないTOEICだけだと、英語は話せるようにはなれません。
スタディサプリの「新日常英会話コース」で英語の「話す&聞く」をスマホで勉強できます。1レッスン3分で学べるので通学中や通勤中のスキマ時間を上手く使って英語が上達できます。
英語に絶対的な自信がある人も、そうでない人も試しにやってみてもいいかもしれませんね。今より英語力が伸びたら嬉しいよね。
③情報を収集しよう
Aちゃんが大手航空会社の内定が取れた理由の一つとして、
いろんな人から客室乗務員の話を聞けたこと、インターンシップを体験した等…
身にもって情報を収集できたからだと思います。
・インターンシップに参加する
・OB訪問をする
・航空雑誌で情報を収集する
・就活サイトで情報を収集する
上記のインターンシップとOB訪問は、
インターンの日程が合わなかったり、応募に落選したり、
OB訪問では人脈がなかったり等、運要素が大きかったりします。
なのでCAに興味がある・CA志望の方は先ず、航空雑誌や就活サイトで情報を今日から始めることを推奨しています。
航空系雑誌を読み漁る
僕が特にオススメしているのは「イカロス出版」のエアステージですかね、航空系の雑誌を取り扱っている出版社です↓↓
就活サイトで業界内定者の共通点を読み解く
就活系サイトで「内定者にはどういう共通点があるのか?」を読み解くのも成功のカギだと思っています。今回のインタビュー記事を読んだことで「こんな人がキャビンアテンダントになるのか・・・!」って分かりましたよね。
就活口コミサービス「就活会議」でキャビンアテンダントや航空業界内定者の情報を知ることができます。
航空業界に受かる共通点をココから知っておくことができるってのはめちゃくちゃ強いです。
メールアドレスの登録が必要ではありますが、他にも内定者のエントリーシート、面接内容、選考内容も知れてしまうのでマジで有力情報になる↓↓
また航空業界だけじゃなくて旅行業界、マスコミ、広告、出版、金融、メーカー、コンサルティング、サービスなどの企業のES内容を知ることができるので就活全体を学べます。
いかがでしたでしょうか?
実は僕も航空関係のお仕事に就きたかった一人でして、今でも飛行機が空を飛んでいるのを見ると胸がぎゅーっとアツくなります。
キャビンアテンダントになることへ夢を持つ人へ、その夢を持ち続けて欲しいし、そしてその夢を現実にするために、今何ができるだろうか考えて欲しい。
今回のインタビューではリアルすぎる話は少しボカして書きました
なぜなら僕はキャビンアテンダントという職業へのリスペクトと、その航空会社さんも大好きだからです、すみません。
でも今回のインタビューから何かヒントを得られたなーと思います。
キャビンアテンダントになるために、今何ができるだろうか?
考えて、行動してくれることを願っています。
僕のお願いに快く受けてくれた友人に感謝しています。
いまもどこかの空を飛んでいるんでしょうね。